先生方の紹介
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清水 硯水
大正7年3月20日~昭和63年10月11日 埼玉県出身。
実家は養蚕を生業とし、幼少の頃より文字書きが得意だったため、帳簿付けの仕事を手伝っていた。
昭和7年 田中雲外に書の手ほどきを受け、
昭和10年 熊谷恒子に仮名を師事する。
昭和14年 中国へ出兵。その折、部隊長より大石隆子を紹介され、通信にて仮名を学ぶ。
昭和18年 北京大学を卒業。当時、北京にて斉白石に師事し、水墨画を習う。
昭和23年 石井雙石に篆刻を師事し、
昭和24年 川村驥山に漢字を師事する。
昭和27年 日本書道院創立に参加し、審査員を務める。
昭和29年 青硯書道会創立、書道誌「青硯」を発刊。
日本書道院理事、同常任理事、
毎日書道展審査会員、全日本書道連盟評議員。
石井 雙石
明治6年~昭和46年 千葉県出身。
明治38年 浜村蔵六に師事し、篆刻を学ぶ。
明治43年 長思印会を主宰し、篆刻の専門誌「雕蟲」を発刊。
昭和6年 東方書道会創立に参加し、会の重鎮となる。
昭和20年 戦災で蔵書と金石文の研究資料を全て焼失する。
昭和38年 紫綬褒章を受賞。
昭和40年 勲四等旭日小綬章を受賞。
毎日書道展名誉会員、書道芸術院顧問、
日本書道美術院顧問。
川村 驥山
明治15年~昭和44年 静岡県出身。
幼少の頃から父・川村東江、太田竹城、岡田良一郎に書道、漢学を学ぶ。
明治27年 明治天皇銀婚式典にて「楷書孝経」などを暗書し、天覧の栄を賜る。
昭和6年 外務省文化使節団員として訪中。
同年 東方書道会創立、董事審査員を務める。
昭和26年 書道界初の日本芸術院賞を受賞。
昭和40年 勲三瑞宝章を受賞。
日展理事、日本芸術院会員。
大石 隆子
明治34年~平成13年 東京都出身。
昭和2年 尾上柴舟、丹羽海鶴に師事する。
昭和27年、昭和30年 日展特選を受賞。
昭和34年より日展審査員を務め、
昭和43年 文部大臣賞を受賞。
昭和46年 女流書家初の日本芸術院賞を受賞。
昭和51年 勲四等宝冠賞を受賞。
昭和55年 香淳皇后喜寿奉賀の書作を宮中からの御下命により謹書。
日展参事、読売書法会名誉会員。
樽本 樹邨
昭和12年3月25日 愛知県出身。
中京大学商学部卒、法政大学文学部修了。
中林子鶴、青山杉雨に師事する。
昭和57年、昭和59年 日展特選を受賞。
平成20年 文部科学大臣賞を受賞。
平成22年 日本芸術院賞を受賞。
日展常務理事、全日本書道連盟理事長、読売書法会常任総務、謙慎書道会理事長、轟友会会長、中日書道会会長、牛刀書道会会長、中京大学名誉教授、現代書道20人展メンバー。
平成12年より本会顧問にご就任頂き、春の青硯展、秋の同人展に賛助出品頂いております。
須賀 虹雲
書道歴:32年
- 書道を始めたきっかけは何ですか?
- 「パーティーなどの記名でせめて恥をかかぬぐらいの字で自分の名前を書きたい」、「好きな和歌を書きたい」という気持ちから始めました。
- 書道の魅力、書道をやっていて良かったことを教えて下さい。
- 自分の世界を持てることです。また、用紙の美しさや墨の匂いに触れることへの喜びを感じています。
- 書道に対する思いを教えて下さい。
- 漢字中心の20数年から仮名中心に移り、まわり道をしたねと言われますが、どちらも書展を経験していることは無駄にならないと思っています。
渋谷 鴨水
書道歴:34年
- 書道を始めたきっかけは何ですか?
- 今は亡き恩師硯水先生の書風に魅せられて入会しました。今でも師の楷書は日本一だと思っています。そのような先生にご指導頂けたことを幸せに思い、少しでも後輩に伝えられたらと思います。
- 書道に対する思いを教えて下さい。
- 筆ならではの表現の豊かさや温かみを作品として、家族・親戚縁者に残してあげられることです。家族から、「どんなに有名な作家の作品よりも知人(身内)の額や掛軸を飾りたい」と言われたときは嬉しかったです。
市川 成峯
書道歴:40年
- 書道の魅力、書道をやっていて良かったことを教えて下さい。
- 筆ならではの表現の豊かさ、温かみを感じられます。また、歴史が深く、奥深い世界に魅力を感じています。書道に取り組んでいると「自分の時間を持っている」という実感があります。
- 書道に対する思いを教えて下さい。
- 自分の表現したいものを創作することは難しく、書について学ぶことの多さを改めて感じています。
大塚 泥華
書道歴:48年
- 書道に対する思いを教えて下さい。
- 「書は人なり」ということわざがあるように、書を習うことで自身の人格が磨かれるものだと思います。私は、青硯誌を中心に全国8誌あまりの競書で書を学んできましたが、自身の人格を磨くことで、書に品格が備わってくると実感しています。書道は本当に奥が深いですね。
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