書道の知識
「琴」(滲み)
「書」(かすれ)
「樂」(太く濃く)
一度紙に墨を落としてしまうと消すことのできない書道は、一瞬の芸術です。
書き始めから終わりまでをリズムとし、墨の濃淡、滲みやかすれ、運筆の遅速、それらの表現を数限りなく組み合わせて創り上げる芸術です。
筆にたっぷりと墨をふくませ、真っ白な紙に向かう。
初めての方はちょっと気後れしてしまうかも知れません。肩の力を抜き、大きく深呼吸をして、筆を取って書いてみましょう。
筆は扱いづらいものです。まずは、上手く書こうと思わずに楽しんで書いてみて下さい。
同じ文字を濃い墨や薄い墨、たっぷりと墨をふくませた状態、墨を取ってカサカサの状態にして書いてみましょう。
そうして、自分の書きやすい墨の濃さ、筆にふくむ墨の量を知って下さい。
しっかりとした文字を書くには練習を重ねて、紙に対する筆圧を感じ取るしかありません。
左の写真は同じ筆で書いてみました。
また、筆には毛の剛柔、穂の長短があり、紙の質によっても書の表現が変わってきます。
書道は、これらの表現を無限に組み合わせてできています。
書道は文字に、力強さ、優しさ、リズム感、立体感、透明感など、様々な“個性”や“感情”を込められるものなのです。
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